宮城県内で先週、インフルエンザと診断された人の数は、1医療機関あたり41.46人となり、年末年始で医療機関が休みだった前の週のおよそ2.5倍となりました。このように県内でも猛威を振るうインフルエンザ、特に子どもが重症化して「インフルエンザ脳症」を発症すると最悪、死に至るケースもあるとして、医師は警戒を呼びかけています。
インフル、子どもの集団生活で感染拡大
仙台市青葉区の「かわむらこどもクリニック」では、15日は1日で10人、16日は午前中だけで5人のインフルエンザ患者が確認されました。小・中学校ではインフルエンザによる学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいます。

かわむらこどもクリニック 川村和久院長:
「インフルエンザの場合、子どもたちの集団生活の場で感染が広がって社会に広がっていく。学校が始まってからまだあまり時間が経っていないので、この先、今の状況であれば流行は拡大していくと見ている」

インフルエンザの流行が続くと子どもを中心に特に注意が必要なのが「インフルエンザ脳症」です。