高波などが予想される冬の時期に安全に船を運航してもらおうと仙台港に停泊しているフェリーで安全指導が行われました。1日海上保安部長に任命された演歌歌手・工藤綾乃さんらが救命胴衣などを点検しました。
28日は、山形出身の演歌歌手で宮城にまつわる楽曲もリリースしている工藤綾乃さんが宮城海上保安部の1日部長に任命され乗組員に訓示しました。

1日宮城海上保安部長 工藤綾乃さん:
「冬季の悪天候に備え適切な対応をよろしくお願いいたします」

工藤さんは、海上保安官らと共に太平洋フェリー「きたかみ」の船内を見て回り、客室に備え付けられている救命胴衣の場所を確認したほか、救命ボートについて説明を受けるなどしていました。
1日海上保安部長 工藤綾乃さん:
「こうやって楽しく旅行ができるのも皆さんが一生懸命点検をしてくださっているからなんだということがとても分かった」

太平洋フェリー 中島誠二船長:
「日々気を付けてはいるんですけれど、適切な見張りを引き続き乗組員と力を合わせて行っていきたい」

第二管区海上保安本部は、12月1日から冬の海難防止活動をスタートさせおよそ3か月間、船舶に対し安全指導を行っていくということです。