なぜ裁判所は「敦子被告が霊媒師JUN」と判断したのか
仙台地裁の判決理由を詳しく見ていきます。争点は「敦子被告と直哉被告が共謀したかどうか」、つまり「敦子被告が『霊媒師JUN』になりすまし直哉被告に殺人をさせたかどうか」でした。

仙台地裁は25日の判決で、「霊媒師JUN」のLINEアカウントの登録に敦子被告の祖母の自宅の電話番号が使われていたこと、「霊媒師JUN」のLINEメッセージが敦子被告のスマホのテザリング機能を使って送信されていたことなどから、敦子被告が「霊媒師JUN」に成りすましていたと認定。そのうえで直哉被告に対し隆一さん殺害に誘導するようなメッセージを送っていたとして、2人の共謀を認めました。

敦子被告と直哉被告の弁護人は「控訴は本人と相談してから決める」としています。