次世代放射光施設も使って何をするの?
和牛甲子園で勝つために。星さんたちは最先端の科学技術も活用しました。
訪れたのは、仙台市にある次世代放射光施設「ナノテラス」。放射光と呼ばれる強力なX線で仙台牛とオーストラリア産牛肉の肉質を測定することに。星さんたち牛部のメンバーが、それぞれ「モモ」の部位をはさみで切って装置の中へ。

数分後、モニターには肉の断面が映し出されました。白い部分が赤身、黒い部分が脂です。仙台牛とオーストラリア産の断面を比較した星さんは…。

県農業高校3年 星碧虎さん(牛部部長):
「一目瞭然で仙台牛は脂が多いというのが特徴でまさに見える化できている。今まで牛肉は表面上でしか見えていなかったので内部まで見られたことで赤身と霜降りのバランスでおいしさがどのくらい変わるのか今後見える化できると思う」

高校生がナノテラスを活用するのは県農業高校が初めてで、和牛甲子園に向けて貴重な体験となりました。