検察側の冒頭陳述で明らかになった殺害までの経緯

2022年7月頃になると、前田被告は山口被告と同居する自宅アパートに被害者の男性を頻繁に連れ込むようになり、3人で生活するようになる。これを山口被告は快く思っていなかったという。

3人での生活はすぐに破綻。2022年8月、前田被告は男性が「自分の障害をバカにしている」などと伝え聞き、そのことに腹を立て男性に暴行を加えるようになる。また、男性にウソをつかせ、男性が父親や友人から借りた金を巻き上げていた。