遠い勝利…同期はプロへ
ようやく歩み始めた投手への道、藤井投手は高校3年の夏に結果を残し大学へと進学します。しかし、現実はきびしく、4年間で一度も勝利投手にはなれませんでした。同期の投手3人はプロを志望。ドラフト指名を待つ会場には社会人野球に進路を決めていた藤井投手の姿もありました。当時をこう振り返ります。

楽天イーグルス 藤井聖投手:
「悔しさはまったくなく、すごく誇らしくて嬉しいという感じでしたね。そして、2年後、“次は僕が行くんだ”と思いました。(同期3投手が)1年目から活躍していたのですごく励みになってましたし、頑張る活力にもなっていました」
“プロ野球選手になりたい“その思いがついに実を結んだのは2020年。楽天イーグルスからドラフト3位で指名されました。