ダムの貯水率が平年より少ない状況が続くなか、県やJAなどによる会議が仙台で開かれ、節水しながらのコメづくりを生産者に周知していくことを確認しました。
会議には、宮城県の担当職員やJAの担当者らおよそ40人が出席し、県内17か所のダムの貯水率が平均で77.2%と低い状況が続いていることなどが報告されました。

県は出穂期に水田に水を溜めたまま育てる従来の方法ではなく、稲の根元まで水が少なくなったときに水を継ぎ足していく「飽水管理」を生産者に求めていくことを決めました。
県農政部 橋本和博部長:
「夏の暑いときに水が朝方まで温まったままでかえって乳白粒が増えてしまう。従来の水管理ではなく、節水しながらより収量も品質も高めることのできる管理をやってもらいたい」

県内のコメの出穂期は7月28日頃と見込まれていて、県は関係機関と連携し水の管理方法について生産者に周知していく方針です。







