試合のトップバッターを飾る「先発」。そして9回を締める最後の砦「抑え」。試合を作る投手リレーにはそれぞれの役割がある中で、今回のヒーローは、先発から抑えまでのリレーを繋ぐ「中継ぎ」・楽天イーグルス酒居知史投手。その知られざる想いに迫ります。
中継ぎとしてフル回転
大阪府出身。2020年千葉ロッテから楽天イーグルスに移籍し、プロ8年目。勝ちパターンの一翼を担い、6月13日にはプロ野球史上47人目となるプロ通算100ホールドを達成。試合の展開を保ち、勝利へ繋ぐその役目を、本人はどう思っているのでしょうか。

楽天 酒居知史投手:
やりがいのあるところで投げたいっていうのは、毎年思ってることで。やっぱりチームが勝っている時に投げるっていうのはモチベーションにもなりますし、もちろんやりがいもあるので。それが結果として表れてくれているのは、すごく嬉しいですね。

今シーズンは主に7回に登板することが多い酒居投手。切れ味鋭いフォークボールを武器に要所を締め、中継ぎとしてフル回転しています。
勝ち試合の場合、同点逆転を許さないのが中継ぎの仕事。仕事を果たした投手にはその証として「ホールド」が与えられ、酒居投手はホールドポイントでリーグ2位につける活躍です。