3月まで全国的に高温の予想…温暖な静岡も「冬日なし」か
【静岡】
暖かい地方というイメージがある静岡ですが、日中は10度を超えても、朝晩はそれなりに冷え込みます。東京や大阪などの都市部とは違い、自然が豊かなため、地上の熱が逃げるのです。

静岡では、12月中に朝の最低気温がマイナスになることが多いのですが、2023年は、まだマイナスの気温は観測されていません。2019年に初めて「冬日なし」となりましたが、新年になっても暖かさが続けば、再び「冬日なし」となるのかも知れません。
【気象庁の3か月予報】
2024年3月までの天候の見通しとして気象庁が12月19日に発表した「3か月予報」では、寒気の影響が弱いため、全国的に気温が高い予想になっています。

地球温暖化の影響などにより、地球全体として大気の温度が高いとしています。また、上空の偏西風が日本付近で蛇行し、平年より北を流れやすい見込みだということです。このため、日本付近では冬型の気圧配置が平年より弱く、寒気の影響を受けにくい予想です。
気温が平年より高くなる確率は、北日本では1月から3月を通して40%。東日本では1月と2月が50%で3月が40%、西日本と沖縄・奄美では1月から3月を通して50%です。
地球温暖化による日本の冬への影響は、少なからずあるようです。