前市長の失職に伴う静岡県伊東市の市長選が12月7日、告示されました。
過去最多となる9人が立候補し、論戦が始まりました。
伊東市長選挙に立候補したのは、届け出順に、
▼新人で伊東観光協会理事の利岡正基さん（52）
▼新人でスポーツトレーナーの石島明美さん（58）
▼元市長の小野達也さん（62）
▼新人でNPO法人代表の岩渕完二さん（73）
▼新人で薬局チェーン顧問の黒坪則之さん（64）
▼新人で特定行政書士の杉本憲也さん（43）
▼前市長の田久保真紀さん（55）
▼新人で元会社員の大野恭弘さん（58）
▼新人で漫画家の鈴木奈々子さん（52）
の9人です。
伊東市長選の候補者数としては過去最多となりました。
＜新人 利岡正基候補＞
「観光で稼ぐ、いろいろ言いましたけど何をもっても、とにかく私が強いの観光です。観光でこのまち良くして、それでいろんな方がいろんなサービスを受けられたら本当幸せだと思います。豊かな伊東にしたい」
＜新人 石島明美候補＞
「私はしっかりと若者がこの町に戻ってきて、結婚して子供たちを産み育てていく、安心して暮らせるそういう社会を作っていきます。伊東の街には、伊東の人々には誇りがあるはずなんです。それを私はしっかりと取り戻していきます」
＜元職 小野達也候補＞
「今まで財政をしっかり立て直してきた。その大きな基金について、まずは皆さんの暮らしに投資していく。私自身、この4年に情熱を傾けます」
＜新人 岩渕完二候補＞
「私が市長になったならば、1階の方に市長室を移動して、そこに私がいるんです。そこで全てのことを受け入れるんです。市長たるものが市民の声を聞かなくてどうするんだということ。それがまず第一歩です」
＜新人 黒坪則之候補＞
「市民の所得を上げましょうと、市民の安全を守りましょうというふうな目線で話をする候補が誰もいない。オール伊東で打破していかないと、この伊東をこの危機状況から救えない」
＜新人 杉本憲也候補＞
「今までの現状維持でいいんですか、私は嫌です。伊東っていい街だね、伊東に行きたい。そう言っていただける伊東市にしたいんです」
＜前職 田久保真紀候補＞
「伊東市には課題が山積してます。それも取り組んでいかなきゃいけない。本当にやるべきことは山積している。どうかもう一度私を市政の場に送り出していただきたい」
＜新人 大野恭弘候補＞
「私が真っ先にやらなければいけないと思っているのは、1つ図書館の建設、2つ食の商品化、3つ自習室の整備であります」
＜新人 鈴木奈々子候補＞
「観光も外資でなく国内でまわしていく、市民の雇用を促進し、市民全体の年収を上げていくことによって、バラマキ政策などではなく。伊東市は、市民のものだということを強く訴えていきたいと思います」
今回の伊東市長選は、学歴詐称疑惑で市議会から不信任決議を受けた前市長の失職に伴って行われます。
選挙の主な争点は、停滞した市政の立て直しや基幹産業である観光業の活性化などです。
伊東市長選は、12月14日に投票が行われ、即日開票されます。
