熱海土石流の原因を探る静岡県熱海市議会百条委員会は6月14日、業者の1人に証人尋問を行いました。現在の土地所有者が発注した工事が盛り土の崩落に関わっていたのかが注目されました。

<和田啓記者>
「前回の百条委員会後、委員長は『誰が本当のことを言っているのかわからない。真実の追究は不可能』と話していました。新たな事実は浮かび上がるのでしょうか」

熱海市で発生した土石流災害をめぐっては、起点にあった盛り土が崩落した経緯について、強い調査権限を持つ熱海市議会の百条委員会が真相究明を続けています。

これまでに、盛り土の土地の前と現在の所有者が崩落の責任について否定する中、6月14日証人として立ったのは崩落した盛り土のすぐ隣にある太陽光発電施設の周辺を工事した業者の男性です。

男性は、現在の土地所有者から太陽光発電施設や隣接する土地の工事を請け負っていて、その工事で出た土砂を盛り土の上に捨てたのか問われました。

これに対し、工事業者の男性は「工事で出た土砂は現場付近で埋め立てるなどの処理をしたので盛り土には捨てていない」と証言しました。

<熱海市議会 百条委 稲村千尋委員長>
「きょうで証人尋問が終了ではなくて、もう一回だけ開催することにしましょうということで、その方々の証言をお伺いしまして、そこで総括を、内容を検討していくようになります」

盛り土崩落の責任を誰も認めないまま、百条委員会による関係者を招いての調査は次回が最後の予定です。