コロナの感染対策が緩和される中で、この夏は思い切って遠方に旅行を予定されている方も多いのではないでしょうか。しかしどれだけ周到に計画を立てても、天気の急変だけはどうにもなりません。

まさに「迷走」の様相を呈した台風6号は沖縄方面に旅行した多くの人の計画を大きく狂わせました。この期間に運悪く石垣島を家族で訪れ、度重なる飛行機の欠航に立ち向かった男性の体験と、万が一、予定が変更されたときの備えを紹介します。

現地は晴天、しかし、スマホには「台風の影響のお知らせ」が

この男性は会社員で、妻と11歳と7歳の息子を持つ藤浪諭之さん(44)。7月29日から3泊4日で石垣島、小浜島を回る計画を立てました。「計画を立てる際は過去の天気も調べて日程を決め、飛行機とホテルを予約しました。いざその日が近づいてくるとまず台風5号が発生。幸いこちらは出発日当日に熱帯低気圧に変わり、ほっとしたのもつかの間、続いて台風6号が発生してしまいました」ホテルに確認するとこの時点では返金できない、ということだったので、藤浪さんはとにかく旅行を決行、計画を進めました。