世界遺産登録から10年を迎えた富士山ですが、2023年はコロナ禍を越えて登山客が急増することが予想されていて、観光業界は対応を迫られています。最も多くの登山客を受け入れる山梨県の吉田口5合目から、UTYテレビ山梨の黒澤アナウンサーがお伝えします。
<テレビ山梨 黒澤知弘アナウンサー>
富士山の世界遺産登録10周年おめでとうございます。また、2023年はコロナ禍を超えて富士山の観光復活元年とも言えるシーズンなのではないでしょうか?お祝いの心を持って山梨県からからお届けしていきたいと思います。ちなみに富士河口湖町の木村屋さんというケーキ屋さんで買うことができます。
さて。きょう中継でお邪魔しているのが吉田口登山道5合目にあります「山小屋 佐藤小屋」です。2230mのところにありますので、223、語呂合わせで富士山の場所にあるんです。
5合目の天気なんですが、今まさに雨が強くなってきました。午後2時頃からこちらにいるんですが、雨が降ったり止んだりが続いています。やはり山の気候って変わりやすいんだなというのを感じますね。気温は10.4℃で、厚手の上着があってちょうどいいぐらいとなっています。
富士山の山小屋なんですが、5合目から山頂までは16の山小屋があります。佐藤小屋は5合目の一番下の宿泊できる初めの山小屋となっています。冬の時も通年営業をしておりまして、予約が入りますと、宿泊客を迎え入れております。
広々とした土間に天井も高く、木もふんだんに使われております。薪ストーブもありまして温かいんですよね。管理されている佐藤保さんです。大正2年から4代にわたって守り続けられています。よろしくお願いいたします。
世界遺産登録10周年ということですけれども何か変化というのは感じますか。
<佐藤小屋 佐藤保さん>
あっという間の10年で、外国人の登山者が増えましたね。
<テレビ山梨 黒澤知弘アナウンサー>
今もですね中国の方が宿泊されているんですよね。休憩スペースの奥、向こうが宿泊スペースとなっております。大部屋は2段ベッドが並んでおりまして、パーテーションもありますので、プライベート空間守られております。コロナ感染対策もできているんですね。2階には個室もありますので、家族や友人などとくつろぐこともできます。
山小屋のもう1つの楽しみ、食事を紹介いたします。食堂では佐藤さんの奥様でいらっしゃいます江津子さんが腕を振るっています。カレー、うどん、ラーメン、またビールもあるんですよね。疲れた体を癒やしてくれます。中でも佐藤小屋で人気のメニューがギョーザとプリンです。ギョーザは気軽に食べることもできますし、パワーがつくということでとっても人気があるんです。それでギョーザをいただきます。
すごくシャキシャキですね。野菜たっぷりお肉も入っております。そして、プリンもですね、甘いものが食べたいというリクエストがありまして作られました。カラメルソースもたっぷり入っております。そして、静岡県のおいしい卵で作って食べられております。静岡と山梨のコラボレーションですかね、元気が出そうですね。
さあ、いよいよ山梨県では本格的な夏山シーズンが7月から始まろうとしております。中継では、吉田口登山道5合目の山小屋、佐藤小屋から中継でお届けしました。静岡の皆さん、遊びにいらしてくださいね。