10月1日正午すぎ、富士急モビリティが運営する路線バスで、寝ていた女子高校生が気づかれずに、車庫に戻ったバスの中に2時間取り残されました。女子高校生から体調不良の申し出はないということです。

富士急モビリティによりますと、女子高校生は10月1日午前10時50分三島駅発、御殿場駅着の路線バスに途中のバス停「日大前」で乗車し、終点の御殿場駅に着いた際に寝ていましたが、乗務員は車内を確認せずに車庫に戻り、女子高校生は車内に取り残されました。

女子高校生は、中扉の後方1列目のシートに座っていて、バスが車庫に戻ってから2時間が経った午後2時すぎ、目を覚まして車内に取り残されていることに気づきました。女子高校生は、整備のために開いたままになっていたバスの前扉から降り、徒歩で自宅に帰ったということです。

女子高校生から、取り残されたことによる体調不良などの申し出はなかったということです。

女子高校生は体調不良により学校を早退していて、御殿場駅までバスで帰り、そこから母親が迎えに来る予定でしたが、娘が一向にバスから降りて来ず、迎えに来た母親が心配に思い、警察に「早退してくるはずの娘が帰ってこない」と通報していました。

帰宅した女子高校生の話などから、午後3時40分頃、警察官がドライブレコーダーの映像や状況を確認しに来たことで、富士急モビリティは事態を把握しました。

路線バスを運転していたのは、14年間勤務する、ベテランの乗務員だったということです。

富士急モビリティは原因について、本来、乗務員が終点駅で車内を確認する決まりになっているところ、それを怠り、車庫に帰った際にも確認しなかったためとしていて、「今後は運行終了時の車内確認を徹底し、確認手順の見直しと乗務員教育を強化するなど、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。