■今回の改正案に当てはめると予想されることは

ー袴田巖さんの再審の扉を開いたのは、事件から40年以上が経ってから証拠開示された「5点の衣類」のカラー写真やネガと言われている。今回の改正案に当てはめると、どんなことが予想される

例えば、第一次請求審では、(5点の衣類の)ズボンが(袴田さんは)履けなかったんですね。ズボンが縮んだんじゃないか?とか、袴田さんが太ったんじゃないか?とかというふうに(弁護団は)問題にしていたわけですが、じゃあ、5点の衣類のカラー写真は出るんでしょうか?というと、新証拠との結びつきを考えると、出てこないんですよね。

「5点の衣類」に議論は及んでも、生地が伸び縮みするかどうかというのと、発見当時の衣類の色というのは、別問題ですから。そうなると、証拠から(カラー写真やネガは)はねられてしまう。