4月6日に富士山で登山をしていたポーランド国籍の男性が山頂付近で滑落し、静岡県警の山岳遭難救助隊に救助された事案で、男性が「SNSを見て絶景を巡りたかった」「登山道が閉鎖されているとは知らなかった」などと話していることが分かりました。

男性は4月6日午前10時半過ぎ、富士山の山頂付近で滑落し、「滑落して足の骨を折ったようだ」と自ら110番通報をしていました。

警察によりますと、遭難したのはポーランド国籍の男性(31)で、冬期閉鎖中の富士山スカイラインの近くにある水ケ塚公園の駐車場から登山を開始したということです。

山頂付近で滑落した男性を静岡県の防災ヘリコプターが新七合目付近で発見し、6日午後1時頃に救助しました。

男性は全身打撲のけがをして、病院で手当てを受け、その後の警察の聞き取りに対し「SNSを見て絶景を巡りたかった」「登山道が閉鎖されているとは知らなかった」などと話していたということです。

また、4月9日午前に富士山の宝永第一火口付近で遺体で発見された30代の日本人とみられる男性について、「水ケ塚公園駐車場で出会い一緒に登った」「前を歩いていた日本人が滑落した」などと説明しているということです。

静岡県と県警は7か国語で「富士山の開山期以外の登山道は通行禁止です」などと呼びかけるポスターをホームページに掲載しています。

さらに、静岡県警地域部地域課は4月8日、ホームページの「春山情報」を更新し、「富士山は冬山と同じ」「春と言えども積雪あり」「ピッケルやアイゼン、ゴーグルなどの冬山装備プラス高度な登山技術があっても遭難すれば重傷事故につながる可能性があります」などと、春の富士山の危険性を訴えています。