12月26日夕方、静岡県三島市の工場で複数の人が刃物で刺される殺人未遂事件があり、無職の男が現行犯逮捕されました。

鑑識や現場検証が進められる

渡邉佳昭カメラマン(ヘリコプター機上)
「殺人未遂があった工場上空です。警察による鑑識作業が行われています」

事件から一夜明けた27日、現場となった三島市の工場には警察の車両10台ほどが入り、鑑識や現場検証が進められています。

殺人未遂の疑いで26日に現行犯逮捕されたのは、三島市に住む無職の男(38)です。

警察などによりますと、容疑者の男は26日午後4時頃、三島市の横浜ゴム三島工場で男性会社員(28)を刃物のようなもので刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。

けがをしたのは20代から50代の男性あわせて15人で、全員意識はあるということです。

捜査関係者によりますと、容疑者の男は工場の関係者とみられていて、ガスマスク風のものを身に着け、漂白剤のような液体をまいたとみられています。

従業員が取り押さえる

従業員が容疑者の男を取り押さえ、駆け付けた警察官に現行犯逮捕したということで、警察は敷地内に落ちていた刃物一本を押収し凶器とみて入手経路などを詳しく調べています。