田久保真紀伊東市長の解散によって全国から注目が集まる市議選ですが、前回の投票率は半分に届かず過去最低でした。投票権がない若者たちは自分たちにできる形で投票率を上げようと活動しています。

<伊豆伊東高校の生徒>
「こんにちは、期日前投票をしています。よければいかかですか」

14日の夕方、伊東市のショッピングモールでは高校生が投票への呼びかけを行いました。田久保市政の是非が争点となっている今回の市議選。選挙権のない高校生も静岡県伊東市の未来を心配しています。

伊東市の市議選の投票率は、かつては80%を超える時もありましたが、前回は47.16%と過去最低を記録し、半分を下回りました。

普段は伊豆の魅力などを発信する高校生ユーチューバーのLunaるなさん(16)と、田久保市長に提言書を手渡した宮内友暉さん(17)です。

<Lunaるなさん(16)>
「(前回の市議選の)投票率がすごく低いということで、投票率を上げていこうという思いで、こちらをつくりました」

2人は投票を呼び掛けるポスターを制作し、伊東市の中心市街地を訪れ、お店にポスターの掲示をお願いして回りました。

<Lunaるなさん>
「選挙の投票率を上げようっていうポスターを作りましたので、こちらに貼らせていただけないでしょうか?」
<店の従業員>
「どうぞ」
<Lunaるなさん>
「ありがとうございます」

<店の従業員>
「僕たち選挙権があっても、(選挙に)行かない人が多い世代だと思うので、こういうのに関心を向けて。ちゃんと投票に行って、子どもたちのためにもなるような街づくりを、心がけたほうがいいのかなって思いました」

<店の店長>
「(伊東の)将来、明るくなるのかなという風に思います。やっぱり子どもたちがどういう風に思っているのかというのを、僕たち大人が取りまとめて、次につなげていくというのが大事なので、僕たちが肥やしにならきゃいけない」

有権者の一票と同じように、まちのことを思う若者の行動が、伊東の未来を動かします。