10月5日午後、静岡県の沼津港で乗客と乗員合わせて15人がけがをした遊覧船の事故で、海上保安部などが6日朝から船や衝突した岸壁を調べています。
<竹川知佳記者>
「事故から一夜明け、遊覧船を運航する会社は、当面の間、運航を休止すると発表しました」
5日午後3時半頃、沼津港で千鳥観光汽船が運航する遊覧船『ちどり』が岸壁に衝突する事故がありました。
船には乗客と乗員合わせて40人が乗っていて、船内の階段から落ちるなどして乗客14人と乗員1人の合わせて15人がけがをしました。
このうち乗客の男性1人が頭蓋骨の一部骨折し、女性1人が手の甲を切るなど2人が大けがをし13人が軽傷です。
<目撃者>
「待っている従業員が『おーい』って言っていたから、ふっと見たら、そのまま減速しないで、正面からバーンって」
清水海上保安部は6日、事故が起きた船内を確認したほか小型ボートを使用して海の上から船の写真を撮るなどして、事故の原因などを詳しく調べています。