静岡県伊東市の田久保真紀市長は9月29日午前、市議会解散後初めての定例記者会見に臨み、今後新たに市長が就任した際には学歴証明書などを提出するなど新たな方針を発表しました。

<伊東市 田久保真紀市長>
「履歴書、公表用経歴書、住民票、運転免許証または個人番号カード、最終学歴の学歴証明書、公表用経歴書に記載された職歴証明書等を就任した日から21日以内に提出することとして整備しました。いわゆる問題があることを知らなければ問題解決はできませんので、今回問題があったと認識しましたので、きちんと解決する方向について整理させていただいた、以上でございます」

経歴を証明する書類を担当職員が確認した上で市のホームページに掲載するとしています。

この制度の施行日は10月1日で、施行日の時点で在任中の市長については、施行日から21日以内に書類を提出するということです。

田久保市長も高校卒業を証明する書類を提出するということです。

田久保市長は、この制度が指摘されている学歴詐称疑惑を受けてのものかを問われると、「きっかけとしてはあるが、事務手続きをしっかり整えることでスムーズに確認できるようにした」と答えるにとどめました。