静岡県伊東市に住む80代の男性が、検事などをかたる男たちからの電話で、現金約2000万円をだまし取られる特殊詐欺事件がありました。
被害に遭ったのは、伊東市に住む無職の80代の男性です。
警察によりますと、2025年2月上旬、男性の携帯電話に検事などをかたる複数の男から「あなたが犯罪に関係している」「この問題を調べるには6人位の証人を用意しなければならない」「それには莫大な費用がかかる」「犯罪に関係していないのを明らかにするためには供託金を払う必要がある」「犯罪に関係していないことが確認できればお金は返す」などと連絡がありました。
男性は2月上旬から6月上旬にかけて、男たちに指示されるまま自宅近くのコンビニエンスストア前で、複数回にわたり現金合わせて約2000万円を手渡し、だまし取られたということです。
警察は「お金やキャッシュカードを要求する電話があったら、まず、家族と警察に連絡してください。」と注意を呼び掛けています。