静岡県が浜松市に建設を計画する新たな野球場を巡り、浜松市の中野祐介市長らが9月1日、鈴木康友知事に多目的ドーム型の整備を求める要望書を提出しました。

浜松市の中野市長は1日、県が浜松市に建設を計画する新たな野球場について、「建設促進期成同盟会」の会長として鈴木知事を訪問しました。

<浜松市 中野祐介市長>
「1日も早い多目的ドーム型スタジアムの実現を改めて県にお願いする次第でございます」

新たな野球場は、1万3000人規模の屋外型、2万2000人規模の屋外型、2万2000人規模の多目的ドーム型、の3つの案が検討されています。

浜松市や経済界などはドーム型球場を求めていますが、資材の高騰により事業費は当初より80億円も増額する試算が明らかになっています。

<静岡県 鈴木康友知事>
「当時あまり浜松市長として県の財政状況を考慮せずに要望だけしてまいりまして、逆に県のトップになってみますと大変厳しいな」

県は、コスト削減案などを募っていますが先行きは不透明です。