清水エスパルスの新たなスタジアムの建設をめぐる動きです。静岡県静岡市が設置した検討委員会が10月24日に開かれ、候補地が実質一本化されました。
10月24日の委員会では、エスパルスの社長や有識者、市民など12人の委員が新たなスタジアムの6つの案について検討しました。
<市民委員>
「アウェーで行きにくいスタジアムであるとまず拒否されちゃうかなと。やはり行きやすい、見やすいというのは一つだと思う」

主な争点となったのは交通アクセス。老朽化が進む現在のスタジアムは、JR清水駅からバスで約30分、徒歩では1時間かかります。協議の結果、現在のスタジアムを改修する案を残しつつ、新スタジアムの候補地はエネオスが所有する製油所の跡地に一本化されました。

<瀬崎一耀キャスター>
「清水駅からすぐ近く。サッカースタジアムの新しい有力候補地のエネオス遊休地。まさに目と鼻の先。申し分のない距離にあります」
土壌汚染の調査などコストの懸念はありますが、委員からはエネオス案を推す声が多く聞かれました。

<清水エスパルス 山室晋也社長>
「スタジアムを改修してもアクセス問題というのは解消されませんので、(エネオス案は)非常にアクセスも良くて、街づくりにも貢献できるということで個人的に最有力候補と思っておりましたので非常にいいエリアなのではないかと思う」