普段は地元の産業PR 公務と歌手どう両立

滝澤:公務員として普段、どんな仕事をしていますか。
牧野:焼津市商工観光課に所属し、主に地元特産品の販路拡大支援や産業シティーセールスをしています。焼津の産業などを全国にPRしています。

滝澤:やりがいはありますか。
牧野:直接地元の方々と接することがあるので、すごくやりがいを感じています。地元の皆さんと接する時に、皆さんの気持ちや仕事ぶりに触れながら、焼津のこんな場面を曲にしてみたいなと思うことがよくあります。住民の方との距離感が近いので、音楽活動にもダイレクトな反応をいただいています。職場の雰囲気も温かいです。

滝澤:兼業は、大変ではありませんか。
牧野:大変なことももちろんありますが、あくまで公務第一としながらも、仕事と音楽のどちらかで得られたものをもう片方に還元していくような、相乗効果も狙ってやっているところがあります。その意味で、前向きにやれていると思います。

滝澤:休めていますか。
牧野:休めているんですかね(笑)。やはり、やりがいも、大変なこともありますが、それがすべて楽曲作りに生かせるので、前向きに受け止めています。

滝澤:2024年12月24日には、デビューして初めてのコンサートが開かれました。たくさんの方が来られましたね。特別な思いで迎えたライブでしたか。
牧野:デビュー後初めてでしたし、地元の焼津で開催できたことがうれしいです。自分がいつもお世話になっている方々もお招きしました。皆さんもうれしそうにしてくださっていたのが一番良かったです。

滝澤:これからの夢はなんですか?
牧野:デビュー1作目のCDでは、自分が大切にしてきた2曲をリリースさせてもらいましたが、次は焼津や静岡をテーマにした曲を全国リリースしたい。そんな夢を掲げています。

滝澤:牧野さんの活動を通じて、焼津の魅力がいろいろなところに広まっていく、そんなきっかけになってほしいなと改めて感じました。

(2025年1月17日にYouTubeチャンネル「SBSnews6」で配信した『ついに全国デビュー 記念ライブは満員御礼 焼津を愛し愛される公務員シンガー牧野憲人さんの素顔』を基に再編集しました)