おむつにミルクを届けることから洗濯まで幅広くサポートします。台風15号で被災した子育て世代を支援するため、静岡市の子育て支援センターが小さな子どもが必要とする物資を集め、家庭に届けています。

静岡市駿河区で未就学児の子育てを支援している子育て支援センター「よしよし」です。

<NPO法人「よしよし」末吉喜恵代表>
「『おうち、浸水とかどうだったかな』と思って。物資とか結構来ていて、ミルクとか離乳食とかオムツとかお尻ふきとか」

「よしよし」では、台風の被害を受けた子育て世代の家庭に離乳食などの物資を提供していて、29日は、これまでに「よしよし」を利用したことのある家庭に足りないものがないか、電話で尋ねました。

<NPO法人「よしよし」末吉代表>
「『よしよし』に繋がってくださるママだったり、支援者だったりが、子どものものに限って集めますと声をかけさせてもらったら、1日でたくさん集まりました」

静岡県内外のお母さんたちが子育て世代の被災者たちを助けようと届いたものです。直接自宅まで届け、仕事などで不在の場合は、自宅の前に物資を置いておきます。

<NPO法人「よしよし」末吉代表>
「お母さんたちが心を込めて送ってくださったものなので、遠慮なく受けてもらいたいなと思います」

また、静岡市清水区の「野外保育ゆたか」では、断水などの影響で洗濯ができない子育て世代の洗濯を代行します。

<「野外保育ゆたか」京井麻由理事長>
「今回、浸水もそうですし、洗濯がまず断水でできていないということで、洗濯できないのは、本当にストレス。特に小さいお子さんがいるお家だと、洗濯できないって相当ストレスだから、それを解消できればなと思って始めることになりました」

台風15号の被害を受けてから、子育て支援ネットワークの寄付を受けて洗濯機も購入しました。

<利用者とのやりとり>
「洗濯物ができました」
「ありがとうございます。助かりました」

幼い子どもを抱えるこちらの女性も、自宅が断水し、洗濯ができなませんでした。

<被災した人>
「すごい助かりました。ずっとたまっていたので、洗濯してもらって助かりました。気持ちが楽になりました」

<NPO法人「よしよし」末吉代表>
「いろんな支援を頼って、支援の輪を広げていきたいと思っていますので、頑張りすぎないで乗り越えていきましょう」