ゴンさんに申し訳ないな
Q.50歳という節目が引退を考えるきっかけになったのか。
伊東選手:それも一つはあるかな。ただ、40超えて、41、42、43となったときに、その時点でも辞められるっていうか、タイミングはあったと思うんですけど、ただ、体は当然若い頃に比べたら、量は落ちたかもしれないですけど、クオリティというか、経験とかを生かしながらできるかなと思ったりして、そのときに、「50までプレーできたら自分の中で面白いな」っていうか、「そんなおじさんがいても、いいんじゃねぇかな」みたいのが思いはありましたね。その50歳に関しては。
Q.引退を決断してまずは誰に伝えたか。
伊東選手:そうっすね。家族っすね。やっぱ。
Q.チームメイトに伝えた時の反応は。
伊東選手:どうだったんだろうなぁ。もうびっくりしている選手もいたと思うし、中には「やっと辞めるんだ」って思った人もいるかもしれないけど(笑)どうでしょうね。
Q.今後の進路、決めていることは。
伊東選手:いや、まったく決めてないです。その辺はこれからまた考えたいなと思ってます。
Q.続けられた理由は。
伊東選手:僕も基本的にサッカーをプレーするのが好きで、プレーして楽しかった。きょうも午前中トレーニングしましたけど、それは今でもそんなに変わらないけど、精神的にはそんなにきつくないとやっぱり体が動かない方が、特に今年の夏はもう地獄でした。本当に暑くてしんどすぎましたね。
Q.公式戦にあまり出ていなくても変わらない。
伊東選手:変わらなかったです。
Q.中山雅史監督のトレーニングは相当きついといわれていたが、それをついていくのが苦じゃなかったか。
伊東選手:いや、苦ですよ(笑)もうしんどいだけですよ。でも、若い選手とああだ、こうだ言いながらプレーするのは、すごい楽しかったです。
Q.家族にはいつ引退を伝えたか。
伊東選手:今週日曜日かな。
Q.奥様は何と言っていたか。
伊東選手:お疲れ様って感じでしたね。ただ、息子はちょっとびっくりしました。「え?」という感じでした。いま、高2ですけど、物心がついたときからもうサッカー選手でいて、それがもう10数年、それが多分日常だったんで、だからだと思うんですけど。それで妻が「まだやって欲しいの?」なんて聞いて、「いや、50だとオレ」といったら、「それもそうだな」みたいな感じでした。
Q.以前、しんどさが楽しさを凌駕したら、もう体が動かないと思うとおっしゃっていたが、実際にそう思われたのかというところと、もしそうしたらいつ凌駕されたか。
伊東選手:さっきも言ったけど、今年の夏、本当にきつくて、本当、体動かねなぁとは思ったんですよね。ただ、いまちょっと涼しくなってきたら、若干体が動くなって思ってきているから、なんか寂しいなって思うとこあるんですけど、でも、しんどいっすね。
Q.引退することについて監督は何かおっしゃっていたか。
伊東選手:それが僕、言ってないんすよ。後で謝ってこないといけない。強化の人と、もうなんか伝わっていると思ったから、会見のあとでいいかな、なんて思ってたら、なんか、まだあんまりしっかり伝わってなくて、なんかふんわりしちゃってたんで、ちょっとゴンさんに申し訳ないなと思って、ちょっと、あした謝りに行きます。
Q.今シーズン残りあるが、どのような形でチームに貢献されていくか。
伊東選手:今までと変わらずにしっかりトレーニングして、っていうとこだけですね。










