<滝澤悠希キャスター>
会見は、7日午後3時から行われ、報道陣50人以上が出席。もともと午後4時までの予定でしたが、質問が紛糾したことから、5時半すぎまで2時間半以上に及びました。

会見では、女児が亡くなるまでの事細かな経緯と園児がバスに取り残されることのないよう、こども園が事前にルール作りをしていたかについて、質問が相次ぎました。

中でも、私の印象に残ったのが、川崎幼稚園が“普段から”園児が全員バスから降車したかを記録するルールを設けていなかったということです。

5日は、バスの運転手を臨時で理事長が務めるというイレギュラーな状況ではありましたが、もともとの園による子どもの管理体制にも問題がありました。

そして、会見では女児が亡くなった4つの原因が挙げられていましたが、その時使われていたワードに注目してみますと、「確認」という言葉が2回、「チェック」も2回、「できていなかった」「していなかった」「しなかった」といった言葉がそれぞれ1回ずつ使われていました。

つまり、園による「確認作業」がずさんであったということです。子どもたちの命を預かっているという認識が足りなかったと言わざるを得ません。

なお、川崎幼稚園園では、今後、園児たちや保護者の心のケアに努めるとしています。