移転が決まっている桜ヶ丘病院(静岡市清水区)の建築工事をめぐり、病院を運営するJCHO=独立行政法人地域医療機能推進機構は9月5日、一般競争入札の再入札を行ったものの、再び不成立に終わったことを明らかにしました。病院の完成がさらに先延ばしになる可能性があります。
JR清水駅の東口に移転が決まっている桜ヶ丘病院(移転後「JCHO清水さくら病院」へ改称)について、病院を運営するJCHOは2022年3月の1度目の建築工事の入札で価格面で折り合いがつかず、9月5日再入札を行いました。
しかし、円安や不安定な世界情勢などを背景に資材の高騰が止まらず、再び不成立となったということです。
ただ、JCHOは入札の延長として業者から個別に見積書を提出してもらい、随意契約の可能性も視野に入れていくとしています。
静岡市とJCHOは2023年度中の開院の協定を結んでいますが、先延ばしとなった2024年6月の完成も現実的には厳しく、さらに完成は遅れる可能性があります。