夢のオリンピックに、手が届く場所まできています。

今年、アーティスティックスイミングのルールに「大きな変化」がありました。


内山まゆみコーチ:
「足技を完璧にやらないと減点になってしまう新ルールになってしまったので」

今年の世界水泳から適用になった「採点方法の改正」です。

これまでは芸術性や表現力などを「審判の主観」で評価し採点。

いわゆる「印象点」で順位が決まるため、分かりづらいという問題がありました。

新しいルールでは「技ごとに難易度を設定」し、その出来栄えを採点します。

どんな強豪国でもミスをすれば即減点されるため、これまで必要とされてきた「芸術性」や「表現力」などに加えて「難易度の高い技をいかに正確にできるか」が勝つためのカギになります。

和田選手:
「正確に行えることが今後の課題」


和田選手の持ち味まっすぐ長く、きれいに伸びる足。

生まれ持った脚質(きゃくしつ)の良さを活かした力強い足技を武器に、今は、技の完成度を磨くことに力を入れています。

パリオリンピック出場を決めるためにはアジア大会の3種目の合計得点で1位になることが条件。

見据えるのは世界水泳では敗れた中国を上回っての頂点です。


和田選手:
「もういっこ大きな大会でメダを獲得したいという思いが強くあって、アジア大会は中国に勝って金メダルを獲ることが目標なのでそれに向かって頑張りたいです!」