栗の産地・小布施町で大人気のスイーツがあります。
秋の1か月間だけ販売される貴重な味を求めて県内外から大勢のお客さんが訪れています。

小布施町の栗菓子店「小布施堂」にできたなが~い行列。

皆さんのお目当ては…

上田市からの女性:
「朱雀」

山梨からの男性:
「朱雀のモンブラン」
「これ目的で、ここまで遠回りですけど来まして」

毎年、新栗の時期に1か月限定で販売されている「栗の点心朱雀(すざく)」です。


この秋とれた栗15個ほどを蒸して、糸のように絞って重ね、栗本来の味を楽しんでほしいと中にあるあん以外は砂糖を一切使っていません。

新型コロナの影響で2022年までは混雑を避けるため、オンラインによる事前予約のみでしたが、9月6日から提供を始めた今年は当日の受付も再開。

この日は、提供開始の1時間前には40人ほどが並ぶなど人気は健在で、お客さんたちは「幻のスイーツ」とも呼ばれる、この時期だけの味を楽しんでいました。


千葉からの女性:
「この甘さは(他には)ないですよね。栗本来の味って感じ」

千葉からの女性:
「すごくおいしいです。長野の方はいつもこれを召し上がっているんですか?」
「栗の香りがすごいので感動しています」

新潟からの男性:
「本当に栗を食べているっていう。天然の栗ってこういう感じなんだと分かりました」
「みんなに自慢できるなと思いました」

小布施堂 滝澤真紀さん:
「作りましたらすぐに召し上がっていただくことを一番大切にしています。その日の栗の風味を楽しんでいただけるような品になっています」
「少しでも多くのお客様にこの栗を楽しんでいいただければと思っています」


今年は春先の凍霜害の影響で、小布施町産の栗の収穫量が減少することも懸念されていますが、店では、熊本、茨城など他県の栗も使うことで、予定している1日およそ430個の提供には問題ないということです。

小布施堂の朱雀は10月15日まで提供されます。