夢に向かってがんばる子どもたちを応援する「こども未来プロジェクト」。

今回は県内の中学生では唯一という競技かるた4段の女子生徒を紹介します。

100分の1秒の差が勝敗を分ける「競技かるた」。

松本市の中学3年生・丸山千尋(まるやま・ちひろ)さんは去年12月、県内の中学生で初めて4段に昇段しました。

(丸山千尋さん)「早く取れた時の快感がすごいたのしい」

小学4年生から競技かるたを始め、現在は、さらに技術を高めるため松本から佐久市へ練習に通っています。

上の句を聞いて、札を取る「競技かるた」。

丸山さんの強みは、「音をとらえる力」です。

(佐久やこのはな会・高洲慶一(たかす・けいいち)代表)「読み手が音を発するときの1音目の音を感じる速さがすごく速い。彼女は、私にまだ音が聞こえていない段階ですでに音が聞こえていてもう動き始める」

6段の指導者が相手でもその力は引けを取りません。

中学生で4段を持つのは全国でもわずか7人。8月には全国の中学生が競う大会を控えています。

(丸山千尋さん)「個人戦で優勝できるようがんばります」

強みをさらに磨き、頂点を狙います。