菜の花を育てている地元の農業生産組合は、現在、理由を調査していますが…


■菜の花農業生産組合 種山博茂さん                   「原因は直接はわからない。すごく栄養分を土からとっちゃうので栄養不足で発芽しないというのもあるのでは」

理由の一つとして考えられるのが連作障害です。


連作障害とは、長年同じ植物を栽培していると、土の中の決まった養分が減っていくことで生育が悪くなるもので、主にキュウリやカボチャなどのウリ科や、キャベツなど菜の花と同じアブラナ科の野菜で発生しやすいとされています。

中山高原では、観光目的のほかの菜の花の名所とは違って、種ができるまで育て、菜の花の種から「菜種油」を生産しています。


このため、土の養分をより多く吸い取ってしまうことから、連作障害が起こりやすく、10年ほど前にも同じような状況が発生しました。