長野県諏訪市内の老舗旅館の宿泊客81人が、食中毒の症状を訴えました。県はサルモネラ菌による食中毒と断定し、調理部門に対し3日間の営業停止を命じました。

20日から3日間の営業停止を命じられたのは、諏訪市の「油屋旅館」です。

諏訪保健所によりますと、8月8日から9日に旅館に宿泊した、東京や愛知、埼玉などの34グループ81人が、下痢や腹痛、発熱などの症状を訴えました。

このうち33人が医療機関を受診し、3人が入院しましたが、患者は全員快方に向かっているということです。

検査の結果、患者の便や食品からサルモネラ菌が検出され、保健所では、旅館で調理・提供された食事を原因とする食中毒と断定し、20日から3日間の営業停止を命じました。

患者に提供されたのは、信州そばやタイの刺身、とうもろこしのすり流し、ご飯、みそ汁、カレー、ポテトサラダ、寿司、たこ焼き、チャーハン、ミックスピザ、天ぷら、鶏のから揚げ、ハンバーグなどのメニューでした。

保健所によりますと、サルモネラ菌の食中毒は、鶏卵や鶏肉が多く、ほかの家畜の肉や魚介類なども原因となるとしています。

加熱が必要な卵や肉、魚介類などは中心まで十分に熱を入れることや、生鮮食品は新鮮なものを購入し冷蔵庫に入れて保存すること、生の食品に触ったらよく手を洗うことなどを呼びかけています。