会社員として9年間働き…「刀」の道へ

刀匠の家系に生まれながら、宮入さんは、一度はふるさとを離れ、高校卒業後、会社員として9年間働きました。この道に入ったのは27歳の時のことです。

刀匠 宮入陽さん:「父が個展を東京でやってるのを見に行ってて、いや素晴らしい刀って面白いものだなと。じっくり見ているとパッと見たときには見えなかったものがどんどん見えてくる。時間が経ってみるとまた違うようにも見えてくる。特にうちの一門の特徴である刃文。武器であって一見怖いと思うが、じっくり見ていると何か心が安らいだりするような、そういう面白さがある」

父のもとで5年間修業を積み、刀匠として文化庁の承認を受けたのが2022年。それからわずか4年で、最高賞という快挙を成し遂げた宮入さん。

刀匠 宮入陽さん:「自分で素材から選んで調合して調整して自分の理想の形に近づけていくというところが楽しいですね。結局は鍛冶屋は職人なのでいいものを作り続けるというのが大前提であって、そのためには課題だとか思いがあって、手を動かし続けなければいけないと思ってやっている」

刀匠としての終わりなき道を歩みます。