飯田市のごみ焼却施設の跡地に計画されていたバイオマス発電所が建設費の高騰などから中止されることになりました。
事業を計画していたセイコーエプソンは、広域連合が負担した焼却施設の撤去費用を全額支払う意向を示しました。
(南信州広域連合・佐藤健連合長)「期待と共感があったからこそと思うが、それを裏切るような形になってしまったことについて南信州広域連合としても大変遺憾であるとともに責任の一端を感じお詫び申し上げる」
20日夜、飯田市内で開かれた住民への説明会。
広域連合長を務める佐藤健飯田市長は、バイオマス発電所の建設中止を陳謝しました。
計画では、南信州広域連合が運営していたおよそ3万2000平方メートルの広さがある桐林クリーンセンターの跡地に、エプソンがバイオマス発電所を建設する予定でした。
しかし、4月、建設中止を発表しました。
(セイコーエプソン執行役員・武井昭文生産本部長)「私たちが最も大切にした判断基準は、この事業が20年以上しっかり続けられるかという点」
エプソンによりますと、建設費や燃料費などが、当初の想定を大きく上回り、採算が合わない見込みとなったことから、長期的な事業の継続は難しいと判断したとしています。
地元の期待も大きかったバイオマス発電事業ですが、事業化の難しさが示された形です。
一方、エプソンは、発電所を作るために広域連合が行ったクリーンセンターの解体費用およそ12億円を支払う意向を示しました。
(飯田市竜丘地域自治会・小林伸会長)「悲しかったが、いまさら元には戻らないので、あとは、いい方向に行くように、私たちも努力したい」
跡地の利用について、広域連合は、新たな企業の誘致を進めるとしています。












