北アルプスの唐松岳で、体調不良から一時意識不明になり、救助隊員らによって山小屋に収容されていた59歳の男性が、一夜明けた16日早朝、ヘリコプターで救助されました。
救助されたのは、広島県廿日市市に住む59歳の会社員の男性です。
大町警察署によりますと、男性は15日早朝、唐松岳の標高およそ2600メートル付近を登山中に体調不良を訴え、動けなくなりました。
一緒に行動していた人から午前7時前に救助の要請があり、県山岳遭難防止常駐隊員と北アルプス山岳遭難防止対策協会の隊員が出動して近くの山小屋に収容していました。
男性は、山小屋に着いた後で意識が戻ったということで、一夜明けた16日午前6時半ごろに、長野県警のヘリコプターで救助され、松本市内の病院に搬送されました。
男性は、14日に、旅行会社が募集したツアーで16人パーティで八方尾根登山口から入山し、15日は唐松岳に向け登山中でした。