中央アルプスの千畳敷で15日、山口県の72歳の女性が、転倒して骨折し、病院に搬送されました。

救助されたのは、山口県周南市に住む72歳の会社員の女性です。

駒ヶ根警察署によりますと、女性は、15日午前、千畳敷の標高およそ2800メートルの八丁坂を下山中に転倒し、脊椎の一番下にある仙骨を折る大けがをしました。

一緒に行動していた人が午前9時半過ぎに救助を要請し、駒ヶ根警察署の山岳遭難救助隊員や中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会の救助隊員が、正午ごろ合流した後、駒ヶ岳ロープウェイの千畳敷駅まで背負って下山しました。

午後1時半前に千畳敷駅に待機していた救急隊に引き継ぎ、駒ヶ根市内の病院に搬送しました。

女性は15日午前、2人パーティで千畳敷から入山して、乗越浄土(のっこしじょうど)と呼ばれる稜線まで登った後、下山する途中でした。