長野県内の夏山シーズン中(7月1日~8月31日)の山岳遭難は143件、遭難者数は154人でともに過去最多となりました。
県警のまとめによりますと、遭難件数は143件(前年比+27)で、遭難者は154人(前年比+29人)でいずれも去年を大幅に上回りました。
死者は6人で去年を9人下回った一方、けが人は75人で前の年より22人増加しました。
北アルプスが143件中102件で最も多く、このうち後立山連峰が51件、次いで槍穂高連峰が33件となっています。
遭難のケース別では、転倒が44件で最も多く、次いで疲労が33件、滑落が28件、病気が14件、道迷いが9件となっています。
143件のうち県警のヘリコプターは55件に出動し、59人を救助しました。