憲法記念日の3日、長野市で平和について考える講演会が開かれました。

講演会は憲法9条の改正反対などを訴える「信州護憲ネット」が毎年開いているものです。
「戦後80年」をテーマとした講演では、飯田下伊那地域の戦争遺跡を調査する木下容子(きのした・ようこ)さんが、戦時中、地元のダムの建設に多くの外国人捕虜が動員されたことなどを紹介しました。

木下さん講演「逃亡者が426人。死者が4人だった。当時の労働環境がいかに過酷だったか想定できる」
木下さんは、戦争の被害だけでなく、加害者としての一面も認識しなければいけないと訴えました。

主催者は「憲法があったから日本は平和だった。先人たちが守ってきた憲法を守る意味がある」などと護憲の大切さを呼びかけました。