将棋の8大タイトルのひとつ棋王戦で3度目の防衛を果たした藤井聡太七冠の祝勝会が25日、長野市で開かれました。
長野市のホテルで開かれた祝勝会には、将棋ファンおよそ200人が訪れ、藤井聡太棋王は、県内の高校生棋士から花束を受け取りました。
長野市では、棋王戦五番勝負の第5局が予定されていましたが、藤井七冠が3月2日に新潟市で開かれた第3局で、挑戦者の増田康宏八段を破り、3連勝で防衛しました。

藤井さんは、あいさつで「長野は2年前、棋王戦に始めて登場した際の第一局がこの会場で、長野の皆さんに暖かく迎えてもらい集中して差すことができた」と振り返りました。
棋王戦については、「一手一手が難しい将棋だったが、その中で考えることができたのは貴重な経験になったと思う。来期に向けて実力を高めていければ」と話していました。