RSKイブニングニュースでシリーズでお送りしている新春インタビュー。今回は、岡山市出身の女子プロゴルファー・渋野日向子選手です。
2019年、全英女子オープンを制覇し、日本人史上2人目の快挙を成し遂げた渋野選手。去年、アメリカツアー2年目を終え、今の胸中と今年の抱負を伺いました。
全英制覇から4年半 いまの「しぶこ」の現在地

(渋野日向子 選手)
「ゴルフバックに『アレすけ』と『ろくたん』がいるんです」(※注 RSK山陽放送のキャラクター)
(聞き手・杉澤眞優キャスター)
「嬉しい~、ほんとだ!有難うございます」。
(渋野日向子 選手)
「共に闘っております」

「スマイルシンデレラ」の異名を持つ、岡山市出身の女子プロゴルファー・渋野日向子選手です。
2019年、全英女子オープンで優勝。日本人史上2人目、42年ぶりの海外メジャー制覇を果たし、一躍「時の人」となりました。

そんな中、アメリカツアー2年目となった去年は。
ー去年1年間を一言で表すとするとどういう年でしたか?
(渋野日向子 選手)
「『悔しい』ですかね。悔しい1年だったなと思います。1年目とは違う緊張感が、すごく1年通してあったかなと思うんですけど」
「最初の試合がトップ10であっただけで、あとは本当に全くダメだったので、途中で怪我もあったりして、もどかしい1年だったなと思います」

アメリカツアー2年目は「落ちるところまで落ちた、でも」
2022年からアメリカツアーに本格参戦し、1年目は5回のトップ10入りを果たすなど、世界に存在感を示した渋野選手。
しかし昨シーズン「トップ10入り」は1度で、世界ランキングは42位→98位に順位を落とし(Rolexポイントランキング1月15日時点)、自身も「苦しい1年だった」と振り返ります。

(渋野日向子 選手)
「ゴルフの内容もそうですけど、やっぱり自分のメンタルを全くコントロールが出来ていなかったというのが目に見えてしまって」
「18ホールある中で、1回ミスしただけでなかなか何ホールも引きずってしまって、終わってしまったという。『どうしたらいいかな』と終わってからも考えたりしてましたけど、答えが見つからないまま」
結果、年間ポイントランキング80位までが得られる来シーズンのフルシード権を、あと一歩のところで落とした渋野選手。昨シーズンより出場できる試合が少なくなりますが、この状況をプラスに捉えたいと話します。

(渋野日向子 選手)
「自分の中では『落ちるところまで落ちた』と思って『これ以上悪くなることはない』という前向きな捉え方をしている分、いろんなことに挑戦できたりとか、いろんなことを見直しできるなという風に思ったので、それを見直す期間、見つめる期間にと考えているので」
改めて、自身を一から見つめ直し、来シーズンの再起を図ります。
