③マラソンの名門「天満屋」から、ラストランに挑むのは...

数々のオリンピアンを輩出してきた名門・天満屋からは谷本観月選手・松下菜摘選手らが出場します。このうち、6区を任された谷本選手(【画像⑨】)は、現役ラストランとなります。

【画像⑨】天満屋・谷本観月選手はラストラン

岡山出身の谷本選手は、2013年に天満屋に入社。中学・高校は目立った活躍はなかったものの、入社後は長い距離に適性を見せ、2019年にドーハで開かれた世界陸上マラソンでは7位入賞を果たしました。その後、一度競技から離れるも、再び戻ってきました。

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「これがラストチャンス。競技生活集大成のレースにしたい」去年10月に開かれた、パリ五輪マラソン日本代表選考会「MGC」の前に谷本選手は語り、強い決意でMGCに臨む姿勢を見せていました。

降りしきる雨の中行われた一発勝負のレース。パリへの切符を掴むのは1位と2位の選手だけです。谷本選手は第2集団で自分のリズムを刻み、落ちてくる選手を1人ずつ拾っていきます。谷本選手らしい粘りの走りで結果は6位。五輪代表の座はつかめませんでしたが、レース後に「これが私の集大成でした」とやりきったような表情を見せてくれました。

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12月にRSK山陽放送では、これまでの競技人生を振り返り今思うことを聞きました。

「天満屋に入って、マラソンを走って、五輪の選考レースに出るとか全然想像していなかった世界。すごい頑張ったと思います」

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地元・岡山への強い思いも...「沿道から名前を呼んでもらえると嬉しい。私のことを知ってくれてる!と思う」と笑顔を見せてくれました。

ふるさとへの思いを込めた、谷本観月選手のラストランが始まります。

さぁ、岡山県は今年は何位に入るか?!

昨年の今大会は18位だった岡山県です。今年は巻き返しとなるでしょうか。全国都道府県対抗女子駅伝競走大会は、あす14日(日)午後0時30分スタートです。