当時中学3年生だった、岡山県倉敷市の梶谷恭暉さんが行方不明になってから1年が経過し、母親らがJR倉敷駅で情報提供を呼びかけました。


(警察官)「情報提供を呼びかけておりまして、可能であればこちら(ビラ)を職場や、SNSでの発信お願いできますか?よろしくお願いします」

JR倉敷駅でチラシを配り情報提供を呼びかけたのは、当時中学3年生で去年11月から行方不明になっている梶谷恭暉さんの母親と、倉敷警察署の警察官ら22人です。

梶谷さんは去年11月13日午後、家族に「塾に行く」と言って自宅を出たのを最後に行方がわからなくなっていて、

翌日には広島県でスマホと本が見つかっています。

(梶谷恭暉さんの母親)「3月が中学卒業になるので、3月末をめどにいろんなところ、目撃情報が多いところ、島々でたくさんチラシを配って呼びかけをしてきたんですけれども」

「3月末には中学卒業で一度帰ってくるだろうと、それまでの期間はとても長かったんですけれども、3月末をめどに帰って来なかったので、ちょっとそこで気持ちが切れてしまって」
「あとはもうずっとずっと待つような形でやっていたんですが、もうそれからは、あっという間に1年が過ぎたような印象があります」
ーどのような思いでビラ配りを?

「まずは今まで150件近くの目撃情報を寄せて下さった全国の皆さんに感謝の気持ち所が伝わればいいなということと、いま全く目撃情報がないので引き続き皆さんの生活の中で、『ちょっとこの子は似てるな』とか『方言がちょっとおかしいな』『岡山弁だな』とか、ちょっと何かでも気になることがあれば、最寄りの警察にご連絡いただければ、とご協力をお願いする活動をしました」

「まずはちゃんとご飯が食べられているかとか、身が安全かとか、ちゃんと寝られているかとか、とにかく生活ができているかとか、安全なところにいるかとか、
いろんなことを考えるんですけれども、もし元気でいるんでしたら、連絡だけでも居場所だけでも教えてもらえたらなと思っています」

きのう(13日)までに157件の情報が寄せられていますが発見に至っておらず、倉敷署では引き続き情報提供を呼びかけています。