川崎医科大学が岡山市中心部に開院する高齢者に特化した医療センターが完成し、きょう(18日)、施設が報道陣に公開されました。

岡山市北区中山下に今年9月開院予定の「川崎医科大学高齢者医療センター」です。センターが目指すのは「在宅療養を支援する病院」です。

少子高齢化が進むなか、高齢者の健康を支え持続可能な社会づくりにつなげようと、今回新たに「高齢者総合診療科」を設置、病院では患者が日常生活を送るために行うリハビリ施設が取り入れられるなど、医療と福祉の面で高齢者を支援します。また、センターでは大学の学生による高齢者医療の研究なども行われるということです。

(川崎医科大学高齢者医療センター 開院準備室 柏原直樹室長)「高齢者医療センターというのは、今後必要な高齢化社会における医療や福祉の在り方、それを担う人材の育成、これを開発していく、そういう大きな役割をになっていると考えています」

川崎医科大学によりますと、センターは高齢者医療と教育をあわせ持つ国内で初めての施設だということです。