国が進めている健康保険証のマイナンバーカードへの一本化の中止を求めて医療機関の医師らが香川県へ要請を行いました。

香川県保健医協会は知事に対し「マイナンバーカードへの一本化」と「健康保険証の廃止」の中止を国に求めるよう要請しました。

協会が医療機関に一本化についてのアンケートを行ったところ、業務の負担が増えたという意見が約9割を占めているということです。また医療費の負担割合の誤りも4件報告されていて、国民が安心して医療を受けるためには現在の保険証が不可欠だと訴えました。

(香川県保険医協会 藤原高明副理事長)「現場は大変混乱しているというのが実態なので、この混乱をいったん止めていただいて、そこにストップをかけて考え直すというのが筋ではないかと」

香川県は関係部署で情報を共有し、国に要請するかどうか検討したいとしています。