岡山県内を走るタクシーの初乗り運賃が、きょう(26日)から引き上げられました。値上がり率は平均約13%で、県内では約3年5カ月ぶりの変更となります。

(街の人)
「きょうから値上げですか…うわ~」

「仕方がないと思いますよ。今の情勢では」

JR岡山駅前のタクシー乗り場です。行き先別で表示した目安の料金表が、値上げを反映したものへと変更されました。

今回、中国運輸局が公示した改定運賃によりますと、普通車の初乗り運賃の上限は「距離が50メートル短くなって」「60円値上げされ」、1.25キロで700円になりました。

さらに走行距離に伴い加算される運賃についても、「256メートルにつき80円」から、「283メートルにつき100円」へと変更され、値上げ率は平均で約13%になります。

中国運輸局によりますと、値上げの理由には新型コロナの流行による利用客の減少や、燃料費の高騰などが影響しているということです。

(タクシーのドライバー)
「電気やガスも値上がりしているから、ある程度仕方がないかな。値上げでお客が減っても仕方がない」

岡山県内のタクシー運賃の値上げは2020年2月以来、約3年5カ月ぶりだということです。