国の誤った隔離政策により、多くの元患者の人権が侵害されたハンセン病問題。瀬戸内市の療養所でかつての入所者の遺族による講演がきょう(3日)行われました。

ハンセン病問題の解決につなげたいと開かれたシンポジウムです。
「病への差別・偏見の解消につながれば」と昨年10月から長島愛生園では、かつて入所していた木村仙太郎さんの遺体の解剖記録を公開しています。

記録の公開を提案した仙太郎さんの遺族・木村真三さんが講演し、ハンセン病を始めとした病気などによる差別根絶を訴えました。

(木村真三さん)
「中尾会長を含めて、当事者の方とお話をすることで、やはり僕自身このことを残さないといけないと思った」

長島愛生園の自治会長の中尾伸治さんを始めとした園の関係者らとともに、当時の療養所での生活などについてのディスカッションも行われました。










