岡山県高梁市の小学校で、サッカーの元日本代表選手を招いた特別授業が行われました。アスリートの話を聞き、夢を持ってもらおうという、その名も「夢の教室」です。

子どもたちの歓声に迎えられたのは、サッカーの元日本代表でスポーツキャスターの永島昭浩さんです。高梁市の成羽小学校で行われた「夢の教室」は、子どもたちに夢を持つことや仲間と協力することの大切さを知ってもらおうと、日本サッカー協会が全国の自治体と協力して行っているものです。

きょう(24日)は5年生が対象の授業が行われ、まず体育館でチームワークを学び、全員が同じ距離で止まるゲームに挑みました。

(児童)「最初のシュートをするところが正確で、すごくかっこいいなと思いました」

(児童)「楽しかった。集団(行動)とかする時にみんなで協力してやっていきたいです」

体育館でのゲームに続き、教室では授業が行われました。ここでは、夢を持つことや夢に向かって努力することの大切さを学びます。永島さんは自らのサッカー経験を記した「夢曲線」を黒板に描き、小学校の卒業アルバムに「日本代表になる」という夢を書いて練習に励んで、26歳で夢を叶えたことを語りました。

(永島昭浩さん)「辛抱と我慢の連続です。でもその先には目指しているものがあることによって喜びがあり、周りも一緒になって喜んでくれますので、そういう連続ですばらしい人生、そういうものが人生なんだっていうふうにかみしめて、大きな夢に向かっていってもらいたいなというふうに思います」

日本サッカー協会は今後もこのような活動を続け、子どもたちが大きな夢を持つきっかけになればと話しています。