社会福祉や学術文化、商工業など、それぞれの分野で功績があった人を称える「春の褒章」の受章者が決まりました。
今年の春の褒章には岡山県在住では1団体と9人が、香川県在住者では合わせて7人が選ばれました。

「藍綬褒章」を受章した、美作市の山本文子さんです。1981年から作東地区の婦人防火クラブに所属し、防火や防災に関する知識の習得や啓発活動などに力を注いできました。2019年に岡山県女性防火クラブ連絡協議会の会長に就任。およそ40年にわたる取り組みが評価されました。

(藍綬褒章 山本文子さん)「仲間が一丸となって防火・防災が大切だということを理解し、『みんなでやろう。がんばろう』という気持ちがあったから私も頑張れたし、地域も元気になって明るい地域ができたのではないかなと思っています」

香川県からはテントの製造を続け、業界の発展に力を尽くした大西勝也さんが「黄綬褒章」を受章しました。

(黄綬褒章 大西勝也さん)「特別なことをしてるつもりはないんですけど、毎回お客に喜んでもらえるということを考えてやってます。その繰り返しでここまできたかなと」

今は、理事長を務める香川県テントシート工業組合の力を災害の時に活かしたいと考えています。

(黄綬褒章 大西勝也さん)「テントという言葉が震災と親和性がものすごくあるのかなと。何もない所に上に天幕があるだけで、ちょっと安心感がでるかなと。それをなんとか形にしてお渡しした時が一番うれしいので」