四国電力の長井社長は、きょう(27日)の会見で、電気料金値上げの時期が見通せなくなったとの見方を示しました。経済産業省がきのう(26日)、値上げについて新たな査定基準を示したことを受けてのものです。
四国電力は、家庭向けの規制料金について、4月から平均28%の値上げを国に申請していて、先月末の段階で実施時期が5月以降にずれ込むとしていました。こうした中、経済産業省がきのう(26日)、値上げについて新たな査定基準を示したことから、値上げの時期がさらにずれ込むことになったものです。
「関係閣僚会議での了承手続きなど、様々な手続きを経る必要がございます。こうしたことから値上げの実施時期がいつ頃になるのか見通すことは難しい」
会見では2022年度の決算は赤字と発表され、今期の業績見通しについても未定としています。